狂気から生まれた番組

1980年代の話。「俺たちひょうきん族」という番組をCXでやっていた。
先日亡くなった横沢さん門下で、今はお偉いさんになっているであろうM氏とか、

S氏とかがディレクションをしていた。
当時六本木にTという飲み屋があった。パブでもなく、スナックでもないが最先端の音楽をかけて若い奴らがゲームなんぞをしながら飲んで騒ぐ店だった。
M氏、S氏は必ず真夜中にひょうきん族の制作スタッフと大勢で現われ、毎回我々も巻き込まれる、店を占拠する大宴会を繰り広げた。他の客なんて関係ない、チンチン出して机の上で踊り狂うのである。
ひょうきん族はそうした狂気から生まれた番組である。さんまやたけしが最高に輝いていた時代であったという理由もあろうが、あの狂気がなければあの番組はできなかったと筆者は思う。 もう日本のテレビは死んだ。体制に組み込まれたマスコミほど愚かしく、醜悪なものはない。
だから筆者は日本のテレビ局には全く期待していない。 しかし昔、日本の制作者は違っていた、制作者はカネなんて求めていなかったというのは記憶しておいてもらいたい。